自民党の石原伸晃元幹事長(66)は27日、党本部で開いた会見で次期衆院選の小選挙区(東京8区)に立候補せず、2年後の参院選に出馬する意向を表明した。

 石原氏は冒頭、「昨日(26日)私が長年、務めていた衆議院の小選挙区(自民党)第8選挙区支部長の返還届を岸田文雄総裁に提出させていただき、受理された」とした上で「東京27区(中野区全域、杉並区東部)には、黒崎祐一氏という新しいリーダを迎え、ともに政治活動を行っている。旧(東京)8区の方は杉並区の西、東が中心ですけど後進に道を譲ることにした」と語った。

 今後は昨年2月に死去した父・石原慎太郎元東京都知事と、参院選で候補者を応援中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相が目指した憲法改正の実現を目指すという。

「これが2人への最大の供養となる。憲法改正ですね。そんなことを考え合わせて、第2の政治人生を2年後の参院選に焦点を絞り、できれば東京(選挙区)で再挑戦したい」

 石原氏は次期衆院選の不出馬を4月の統一地方選の前から決めていたという。

「(憲法改正は)1年、2年でできるものではない。腰を据えて、2年後の選挙で当選させてもらっても8年。その期間中に国民の理解を得たい。ロシアとウクライナの戦争によって油の値段が上がった。エネルギーと環境はコインの裏と表ですから、この問題もやって発信していきたい」

 しかし、なぜ参院選東京選挙区から立候補するのか。

「私は(自民党)都連会長をやっていて、参議院の候補者を見つけるのは大変なのよ。本当に…『自民党でよし、やりましょう』という人は何十年間で、(参院議員の)武見敬三さんしかいなかった」と説明し「あっ、(政界を)引退しませんから」と笑顔を見せ、会見場をあとにした。