ボートレースびわこ伝統のGⅡ「第67回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」が27日に開幕。堀之内紀代子、菅章哉、高田ひかるといった〝まくり屋〟が参戦。当地の使用可能なチルト角度はマイナス0・5度からプラス1・5度までだったが、4月28日からプラス2度、2・5度、3度の使用が解禁されている。それだけに強伸び仕上げの3人から目が離せない。
5月17日から22日まで開催された「大阪スポーツ杯 第28回におの湖賞」では、チルト3度の使い手・堀之内が出場。一走目となる初日7Rにチルト3度を使用。5コースから一気にまくって白星奪取。2日目12Rもチルト3度で6コースから豪快まくりを決めた。3日目以降はチルト1度に固定。予選を8戦6勝で首位通過。準優勝戦もしっかり逃げて優勝戦1号艇を手に入れた。その優勝戦は2着に敗れたが、チルト調整を駆使して「伸びは節一レベル。出足、回り足も犠牲になっていない」ときっちりと仕上げた。
菅も「節間のどこかではチルト3度を使ってみたいですね」と興味津々。当地水面についても「うねりがあってクセのある水面。でも、まくりに行った時にインに無理に抵抗されにくいんで、まくり屋にとったらいい水面なんじゃないですかね」と好印象を抱いている。
さらに、伸び仕様にする際にはピット離れが犠牲になることが多いが、当地はピットから2M小回りブイまでの距離が短い。「ピット離れもそこまで気にしなくてもいい。ボクはピット離れが出るか、出ないかが悩みなんですけど、そこもいつもの半分くらいの悩みで済む。その部分もびわこの好きなところですね」と明かす。「いつも通り伸びを求めて勝てるチルトと、勝てるコースから行きたい」と不敵な笑みを浮かべる。
一方、高田は「私はチルト0・5度までしかやったことない。今回も0度で頑張ります。ここ1年くらいは伸びだけじゃなくて、バランスを取りながらやっている。記念に出るように伸び一本だと勝てないようになってきた」という。
伸びへのこだわりを捨てたわけではない。「まくって勝ちたいとは常に思っています。伸びのうまみを知っているからこそ、そんな足が脅威になることも知っている。その辺も考えながら勝つために、より結果にこだわってやっている。チルトを跳ねない中で、どこまで人より伸ばせるか、というのはこだわっているところです」と話す。
一発を秘めるレーサーが存在することによってレース展開が大きく変わるだけに他の選手にとっても気になるところ。このまくり屋トリオがVの行方を決める鍵になるかもしれない。












