故ジャニー喜多川氏からの性被害を告白した元ジャニーズJr.中村一也氏(36)が20日、国会内で開かれた立憲民主党「性被害・児童虐待ヒアリング」に出席した。
元ジャニーズJr.が実名&顔出しで性被害を政治家や各省庁の担当者の前で訴えるのは、カウアン・オカモト、橋田康、二本樹顕理氏に続いて4人目だ。
中村氏がジャニーズ事務所に入所したのは母親が履歴書を送ったことがきっかけで、研修生としてレッスンが始まった。
「毎週、数百人という人が入れ替わる状況で、マネジャーから電話が来なかったら、そこで(芸能)活動が中止します。当時、13歳の私には精神的にきついものでした」と振り返った中村氏。被害を受けたのは2002年10月19日、東京ドームで「タッキー&翼」(滝沢秀明、今井翼)のデビューを記念したコンサートがあった夜だった。
中村氏はタッキーのデビューコンサートに出演。翌日も同じ公演があったことでジャニー氏の自宅に泊まることになったという。
「その日は、ほかのジュニアと3人で雑魚寝をしていて、私は真ん中で寝ていた。その夜、ジャニーさんに襲われてしまいました。当時、ジャニーさんは70歳。翌朝、朝食を食べようと席に着くと、目の前にジャニーさんが座っていた。しばらくするとジャニーさんが足をさすってきたのを覚えています」
朝食後、ジャニー氏に呼び出された中村氏は現金を渡されたという。「その時、私は(お金をもらうことを)断りましたが、(ジャニー氏から)『あげる』と言われて、1万円か2万円を渡されました。その後、そのままコンサート会場に向かいました。前日と同じくファンのペンライトがキラキラと光って奇麗でしたが、そう思う半面、昨日のように心から感動することはできなくなっていました。昨夜のことで複雑なままステージに立ち、気持ちが病んでしまったんだと思います」(中村氏)
その後、ジャニーズ事務所から遠ざかった中村氏は、母親にジャニー氏から受けた性被害を話したという。
「母はヒートアップして(ジャニー氏を)訴えると言っていましたが、当時、訴訟を起こしていたら、より多くの人に(自身の性被害を)知られることになり、子供ながらに人に言えるような内容ではなかったのでやめるように言いました。自分にも(訴訟を起こす)気力が残っていませんでした。それ以降、芸能界から離れて自分で会社を興しています」
今回、ジャニー氏の性加害を告白した理由は、カウアンら元ジュニアたちの後押しがあったからだという。
中村氏は「ジャニー喜多川氏がやったことは絶対、犯罪だと思います。(ジャニーズ事務所などは)真摯に向き合ってもらいたいと思います」と訴えた。












