ボートレース徳山のSG「第33回グランドチャンピオン」が20日に開幕。当地のレジェンド・今村豊氏(61)が今大会唯一の地元レーサーとなる寺田祥へ熱いエールを送った。

 ボートレース界のレジェンド・今村氏は地元水面を眺めつつ、今大会を展望。出場選手一覧を確認すると「やっぱり注目は寺田祥ですよ。あの5年前のことがありますからね」とつぶやいた。

 当地で64年ぶりのSG開催となった2018年のグラチャン。白井英治、寺田とともに地元の看板を背負って出場した今村氏は、開会式で「このタイトルを山口県から出さない」と力強く宣言。熱い言葉に呼応するように、寺田は予選トップ通過を果たした。だが、準優では茅原悠紀(岡山)に競り負けて2着。結局、白井が逃げ切って地元Vを飾ったが、今村氏の脳裏には寺田の活躍が強く刻まれている。

「あの時は優勝した白井が〝花形〟でしたが、6日間で最も活躍したのは、間違いなく寺田。私が開会式で言ったように、地元選手として予選からずっとシリーズを引っ張ってくれた。寺田があれだけ頑張ったから、白井も結果を出せたと思うんですよ」

 今大会、寺田は山口支部から唯一の参戦。地元の英雄から心強いエールを受け、5年前の悔しさを晴らしにいく。