岸和田競輪G1「大阪・関西万博協賛 第74回高松宮記念杯」(優勝賞金4590万円)は18日、最終日を開催する。

 注目は9人のファイナリストが激突する12R決勝戦。S班6人を中心とした豪華メンバーが覇を競う。脇本雄太(34=福井)の完全Vに注目が集まるが、別線も「打倒・近畿」に色めき立っており、新山響平(29=青森)もその一人だ。

 自ら動いて決勝シートをつかんだ。5日目準決10R、4番手に入った松井宏佑(30=神奈川)のまくりにはかわされたが、後続を封じての2着で、5月平塚日本選手権に続くG1決勝進出を決めた。

 打鐘前に7番手から一気に踏み込むと、強烈なスピードで先頭に立った。「赤板を目掛けて行っても距離は長いし、レベルも高い。持つ位置からカマそうと思っていた」と話した後「カマシ、まくりの練習はやっていたし、それを出す機会があって良かった」。強地脚で知られるが、大事な舞台で違う一面を見せた。
 
 決勝で番手を回る佐藤慎太郎(46=福島)も新山の進化を肌で感じている。「準決の走りを見ても、新山は先行選手として完成されたと思う。連係する自分もレベルアップをしないといけないね」と敬意を表する。

 これで6日間開催で5走するポイント制GⅠでは、一昨年の競輪祭、昨年8月オールスター、そして、初タイトルを手にした昨年11月の競輪祭に続く4連続の決勝進出。得意の長丁場で2つ目のGⅠ制覇を狙う。