歌舞伎俳優・市川猿之助(47)の所属事務所・ケイファクトリーが23日、18日に都内の自宅で意識がもうろうとした猿之助を発見したマネジャーの当日の動きについて説明した。

 18日午前10時15分ごろ、猿之助のマネジャーを務める男女2人が自宅を訪れ、倒れた状態の猿之助を発見し、119番通報。救急隊が猿之助と、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん、母親さんを都内病院に救急搬送した。

 母親は自宅で、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんは搬送先の病院で亡くなった。捜査関係者によると、前日の17日に猿之助は両親と話し合いの場を持ち、警視庁には「死んで生まれ変わろうと、両親が睡眠薬を飲んだ」と、〝一家心中〟を思わせる供述をしているという。

 また、段四郎さんと母親も司法解剖の結果、睡眠薬など向精神薬を大量に飲んだことによる中毒死の疑いがもたれている。猿之助自身にも口の周りの変色などに同じ中毒症状が見られている。

 所属事務所はこの日、公式サイトで「猿之助が救急搬送された5/18弊社女性マネージャーの動きに関しましては、週刊誌の発売に合わせてマスコミ・報道関係者が自宅に訪れることが予想され、近隣住民皆様のご迷惑にならないよう、自宅~明治座間での移動に同行する予定でおりましたことをご報告申し上げます」と説明した。

 これまで猿之助ら3人の第1発見者は、猿之助のマネージャーを務める男女2人と報じられてきた。

 事務所に問い合わせると、担当者は「弊社のマネジャーとして現場に行ったのは女性マネジャーのみです。男性マネジャーは把握しておりません」と回答。「現場に行ったのは男女ではなく、女性マネジャー2人だったのでしょうか?」と聞くと、「人数はお伝えできません」と答えた。

 男性マネジャーは、猿之助とドラマや舞台で共演経験もある俳優X氏と言われ、事件当日に自宅を訪れた〝第一発見者〟の1人とされてきたが…。事務所は「男性マネジャーは把握しておりません」と重ねて説明した。