タレントのゆりやんレトリィバァ(32)が主演するネットフリックスドラマ「極悪女王」(今年配信予定)の撮影が今月、再開し、来月には佳境を迎える。昨年10月の撮影中にゆりやんが頭や背中を強打。撮影延期になり、お蔵入り危機も伝えられていたが…。ゆりやんは撮影中止時を上回る強靭な肉体を手に入れ、共演する女優の剛力彩芽(30)、唐田えりか(25)は今後を左右する作品と位置付けてヤル気をみなぎらせているという。
1980年代の女子プロレス界を舞台にした「極悪女王」。ゆりやんは主役の女子プロレスラー・ダンプ松本役を、剛力と唐田は「クラッシュ・ギャルズ」として活躍したライオネス飛鳥と長与千種をそれぞれ演じる。
ゆりやんは昨年、いきなり約45キロの減量に成功してみせた。その後に「極悪女王」の撮影のため、プロレスのトレーニングをしつつ約30キロ増量。役作りにも徹底的に励んだ。
だが、昨年10月に過酷なプロレスシーンの撮影で受け身に失敗。頭や背中を強打し、一時入院する事態になり、撮影は延期された。
「今月に撮影を再開させていて、来月上旬にはドラマでの重要な試合を撮影する予定です。撮影延期から再開の知らせがなく〝お蔵入り危機〟と報じられたこともありましたが、ゆりやんは『絶対にケガをしない体作り』を掲げ、トレーニングを怠らなかった。今や撮影を中断した時を上回る肉体を手に入れています」(芸能プロ関係者)
ゆりやん以上に気合を入れているのが、共演コンビだ。
唐田は2020年1月、女優・杏の夫だった俳優の東出昌大との不倫騒動で事実上の休業状態に。昨年11月公開の主演映画「の方へ、流れる」で復帰した。
剛力は20年9月、オスカープロモーションから独立。現在のレギュラーはフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」1本にとどまる。主演映画「女子大小路の名探偵」(今年公開予定)の封切りを控え、話題作の「極悪女王」で存在感を見せたい。
「2人は撮影延期後、女優として他の撮影をこなしながら増量やトレーニングなどに励み、結果的にゆりやん以上に過酷な役作りになった。それでも撮影延期となった際にはゆりやんをフォローすることを誓い合い、監督に出番増を直訴したほど。2人にとってはこの作品の成功いかんで、今後の女優業を左右するかもしれない。ヤル気に満ちあふれるのも当然です」(同)
もう延期は許されないだけに、安全に細心の注意を払いながら撮影している。ゆりやんと唐田、剛力の3人は互いに声を掛け合い、以前より結束は強くなっている。
クランクインの半年近く前から女子プロレス団体「マーベラス」でさまざまな技を習得してきた。ようやく見えてきたクランクアップに向け、さらに気合を入れていく。