ジャニーズ事務所の「Travis Japan」(トラジャ)の今後が不安視されている。世界を舞台に活動し、2作目のデジタルシングルを配信したばかりだが、所属のジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題はすでに米国で問題視されており、現地からの出演オファーは見込めない状況になっている。
ジャニーズ事務所元副社長の滝沢秀明氏が手掛けたトラジャは、約7か月の米国武者修行をへて昨年10月に世界デビュー。ワールドワイドな活躍を目指し、15日には2枚目のデジタルシングル「Moving Pieces」を配信した。
だが、ジャニーズの〝総帥〟だったジャニー氏の性加害問題がついに弾けた。藤島ジュリー景子社長は14日、謝罪声明を発表し、ジャニー氏の性加害について「知りませんでした」と主張。故人のため「確認できない」とした上で「告発内容を『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではない」ととどめた。
「すでに米国のニューヨーク・タイムズをはじめ海外主要メディアが報じている。現時点で事務所の対応は不十分と映っている。事実関係を含めて、きっちり対応しなければ、人権意識の低さを問われ、事務所の海外展開は絶望的に。それは世界を視野に入れる所属タレントにとって不幸です」(米国の音楽関係者)
そもそも米国では厳しい目を注がれていた。
トラジャは3月、米ワシントンD.C.で開催されたイベント「National Cherry Blossom Festival(全米桜祭り)」オープニングセレモニーに出演。ワシントン最大級の興行に登場したことで、世界からオファーが舞い込むかと思いきや、このイベント2週間前に世界的な影響力を持つ英公共放送BBCが番組でジャニー氏の性加害疑惑を特集した。
「BBCの番組後、日本ではジャニー氏の性加害疑惑はなかなか報じられなかったが、BBCの影響力は大きく、米国でも同氏の疑惑は問題視された。現地メディアはもちろん、観客からジャニーズへの説明責任を求める声も出た。そうした空気に、全米桜祭りの実行委員会関係者らも世界的な問題に発展するのでは…と危惧。トラジャへの今後の出演オファーについても『厳しい』との見立てが当時から大勢を占めていたんです」(実行委員会関係者)
その後、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が4月、東京・日本外国特派員協会で、顔出し&実名で生々しい性被害を告発。14日のジュリー氏の謝罪声明につながったのは周知の通りだ。
ジャニーズは所属アイドルのためにも、問題に真摯に対応することが求められる。













