ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと告白した元ジャニーズJr.カウアン・オカモト氏(26)と俳優でダンサーの橋田康氏(37)が16日、国会内で開かれた野党の「性被害・児童虐待」国対ヒアリングで法改正を求めた。
カウアン氏は立憲民主党議員を前に自身が受けた性被害について「合計15回から20回ほどジャニーさんから性被害を受けた」。橋田氏は「合計2回ほどですが、自分にとってはすごく大きなことでありました」と証言した。
カウアン氏は性被害が二度と起きないためにも「被害者が怖がるんじゃなくて、加害者が怖がるような法律を作ることはすごく大事だなと思う」と法改正を強く訴えた。
同ヒアリング終了後、国会内で会見を開いた岡田克也幹事長は「児童虐待防止法からは読めにくい構成になっていますので、そこのとことについてしっかり議論していきたい。そもそも(ジャニー喜多川氏から)長く続いた虐待問題。最高裁の判決も途中であったりですね、最近であれば英国BBCの放送もありながら、なかなかこれに明確な声を上げていてもメディアに取り上げられることは非常に限定されていた。なぜそうなっていたのかも含めて、われわれは責任を果たしていきたいと考えています」と法改正への意欲を示した。
ヒアリングには法務省や警察庁、こども家庭庁の担当者が出席。警察庁担当者からは「ジャニー氏が故人なので処罰の対象にならないから、捜査そのものにならない」との見解があった。
今後の焦点は今国会会期中、児童虐待防止法の改正を目指すことが中間的な取りまとめとして認識された。児童虐待防止法をめぐり、政府側はこれまでジャニー喜多川氏について「保護者ではない」と答弁している。
岡田氏は「児童虐待防止法を現行では不十分だということであれば、修正するというのがひとつの方向です。ただそれだけで済む話ではなくて虐待が広範囲に、しかも力関係が明確にあるなかで行われてきた。多くの被害者がいる可能性があるわけで、それに対してわれわれが放置していいという話ではない。被害者の声が上がれば、その声に真摯に応えていくのが必要だと思います」と語った。
ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長は14日に公式サイトで謝罪動画を公開。この件について岡田氏は「ビデオで社長が謝罪されましたが、あれで十分だとは到底思えません」と指摘した。












