カド番脱出なるか。大相撲夏場所初日(14日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(26=常盤山)が幕内阿炎(29=錣山)を下して白星発進。立ち合いで左へ動いて相手の圧力をかわすと、横向きになった相手を押し出した。勝利を手にしたものの、本来の相撲とは程遠い内容。取組後は報道陣の取材に応じることなく、国技館を後にした。

 3月の春場所は左ヒザの内側半月板損傷で途中休場。綱取りから一転、6度目のカド番で今場所に臨むことになった。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「今日は初日だから勝つことが大事」と消極的な相撲に理解を示した一方で「苦しい場所になると思う」と厳しい戦いになることを予測した。