柔道の世界選手権初日(7日、カタール・ドーハ)、女子48キロ級決勝で角田夏実(30=SBC湘南美容クリニック)が世界ランキング1位のシリヌ・ブクリ(フランス)を下し、金メダルを獲得した。日本女子では田村亮子、阿武教子に続き3人目となる大会3連覇を達成。来年のパリ五輪代表の座をぐっと引き寄せた。

 文句なしの世界女王だ。強豪のブクリ相手に得意の寝技やともえ投げで攻め続ける。2分36秒、ともえ投げで一本勝ち。決勝のみならず、初戦の2回戦から全5試合すべてで一本を奪う圧倒的な強さで大会を制した。

 海外メディアも角田の強さを伝えた。欧州ニュースを扱う「ユーロニュース」は「この日も技術を駆使して、いつも通りの止まらない、安定した戦いぶりを見せた。決勝では、フランスのスーパースターと対戦。柔道界にとってたまらない展開となったが、角田のともえ投げは誰にも止められず、3連覇。エリートクラブの仲間入りをした。信じがたい偉業だ」と防御不能の脅威の武器とともに称賛した。

 試合後「これに満足せず、次につなげていきたい」とすぐに気持ちを引き締めた女王。パリ五輪金メダルへの期待は高まるばかりだ。