平塚競輪のGⅠ「第77回日本選手権競輪」(優勝賞金8600万円・副賞含む)は7日、最終日を開催した。11R決勝は先制した中四国3車の後位からまくり追い込んだ単騎の山口拳矢(27=岐阜)が優勝。GⅠ初優出初優勝の偉業を成し遂げた。
「もってますね(笑い)」
グランプリを2回制覇した幸二氏(62期=引退)の息子はやはりスーパースターだった。
単騎で臨んだ決勝はうまく中団を確保。「2角で行ければと思っていたけど(清水)裕友さんも出ていったので。踏んだ感触も良かったし最後まで踏み切ろうと。抜いた感じはあった。ビジョンに自分が映ったのを見て(優勝を)確信しました」
2021年9月に地元の岐阜で行われたGⅡ共同通信社杯ではビッグレース2回目の優出で初Vを達成。「今回も共同の時みたいなイケそうな予感がありました」。今度はGⅠ初優出初優勝をサラリとやってのけた。それも、父が12年前にグランプリを制覇した平塚で――。
そんな拳矢だが、プロデビューするまでに紆余曲折あった。インタビュアーを務めた幸二氏は瞳を潤ませながら「たくさんみんなに迷惑かけて競輪選手になって、こういったところであいさつできることを感謝しなさい!」と絶叫した。
これで年末のグランプリ出場権と来年のS級S班の地位を獲得。次に目指すのはGP初出場初Vの快挙だ。「父に追いつけるように頑張っていきたいです」
感謝の思いと野望がある分、拳矢はまだまだ強くなる。












