立憲民主党の辻元清美氏(63)が4日、ナイフによる殺害予告と事務所への爆弾脅迫に見舞われていたことを明かした。

 辻元氏は4月17日の統一地方選後半戦と衆参補欠選挙の最中、何者かにメールで「ナイフでめった刺しにしてやる」などと書かれた殺害予告を送りつけられた。被害届は、今月2日に警視庁麹町署に提出したという。

「(犯人のメールは)『事務所をこの日に爆破してやる』という内容だったんですよ。万一のため爆弾予告日は、事務所を閉めざるを得なかった。すぐ警察には連絡を入れました。それで(殺害予告や爆弾脅迫が)メールだから、被害届を出して受理できるか。最初は単なるいたずらなのかとなった。しかし、麹町署のほうから『これは明らかな脅迫ですね』と言われました」

 警察は辻元氏が通報した直後から身辺や大阪府高槻市の事務所警備などを行ったという。

「今は街頭活動で演説する時は(警察に)連絡することになっています。警察は捜査を行ってくれています」と辻元氏。

 昨年も高槻市の事務所に男が侵入。室内を物色される被害を受けた辻元氏は、何者かの犯行に「事務所の壁が破られ不法侵入を受け、犯人が逮捕され有罪になった〝ヘイト犯罪〟もありましたね。しかし、暴力には屈せず、臆せず、緊張の中で街頭に立ち続け、政治活動を続けて参ります」と語った。