3月末に17年間の放送にピリオドを打った日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」。極楽とんぼの加藤浩次が司会を務めて数々のハプニングを巻き起こし、放送ラストウィークもオードリー春日俊彰があわやペンギンを踏みつけるという〝池ポチャ事件〟を起こして波紋を呼んだ。
これまでも「天才!志村どうぶつ園」で人気者となったチンパンジーの「パンくん」に対する虐待が指摘されるなど、何かと動物をめぐるトラブルは報じられてきた。今回の〝池ポチャ事件〟で意識は変わるのか? これまで数多くの動物番組を手掛けてきたフリーのディレクターがこう明かす。
「正直、変わらないでしょうね。知人の動物コーディネーターの話ですが、とある日テレの人気バラエティー番組の海外ロケで、声帯模写能力のある野鳥に芸人のネタを仕込ませたいという依頼があり、あまりにバカげた話で断ったそう。私自身も日テレの番組制作にかかわった経験がありますが、動物を出演させる番組では視聴率のためなら何でもアリ。長年染みついた社風です」
問題なのは日テレだけではない。前出のディレクターは、各局の動物番組自体の低俗化も指摘。各番組には動物監修というポジションがあるというが、「通常は専門家が務めるが、なかには過去に動物番組のディレクターだったというだけの素人もいる。そうなると動物本位ではない、テレビ本位、視聴率本位に傾いてしまう」と明かした。
近年は世界中で動物福祉がさけばれる時代。今のノリのままでは日本のテレビは大きく取り残されそうだ。











