舞台「仁義なきギャル組長 ジャーナリスト土門瑛太の“M資金”真相解明ファイル」(12~16日、東京・日本橋劇場)に出演するなべおさみ(83)、ダチョウ倶楽部の肥後克広(60)が対談した。2人が共演するのは、初めて。肥後がダチョウの寺門ジモンから頼まれ、大先輩・なべに聞きたかったこととは――。
――同名の小説が原作のコメディーミステリー
なべ いわゆる日本に流布しているM資金というのが本当にあるのか、ないのか。若い女組長が、一人の若きジャーナリストを自分の組に引き入れて探しにいく、こういう物語です。私が若い時にはM資金を本当に信じて、それによって身を滅ぼしていった有名人なんかも多々いたんですよ。
――若きジャーナリストをジャニーズJr.の松本幸大、ギャル組長を「=LOVE」の諸橋沙夏が演じる
肥後 僕はギャル組長の方の幹部。今までヤクザ役はないですね。コントでやるくらい。といってもチンピラくらいしかない。どうしてもね、イメトレとかやってるんですけど、声が裏返って全然迫力がない(苦笑)。
――若い2人、松本と諸橋を舞台でサポート
なべ 僕は2人のことを敬意を持って見てますよ。感服。こっちも励まされて頑張らざるをえない。
肥後 莫大なセリフ量で大丈夫かなと思ったけど、やっぱりさすが全部頭に入ってキッチリ仕上げてくる。先輩のなべさんはさすがを通り越して、初日から出来上がっていた。なべさんが最年長なのかな。一番のムードメーカーですから。けいこ場を盛り上げてくれて、いつもパンとおにぎりを買って来てくれる。最初はありがたがっていたけど、だんだんパシリみたいになってきて。
なべ 出来上がっちゃなんかいないよ。
肥後 さすがですよ。やってて思うんですけど、何をやっても面白い。手拍子叩いて踊ってるだけでも面白い。かなわないです。
なべ お笑いの世界では肥後ちゃんは旬だから。一緒になるだけで胸がときめきましたよ。ありがたい、一緒にできて。
――共演は初めて?
肥後 初だと思いますよ。テレビができた時からテレビの中にいる人ですから。なべおさみというイメージがボクの中であるじゃないですか。それが何にも変わっていないというすごさですよね。単純な話だと、生で見て「年取ったな」とかあるじゃないですか。それがないんです。昔見てたなべおさみさんがまだいるんです。劣化してないというか、肌のツヤの良さとか。83ですよ。普通クソジジイですよ。取材を通して肌ツヤの良さは何なのかを聞いてくれと、寺門ジモンから託されています。
なべ 水原弘の付き人をやっていた僕が20歳の時にね、美空ひばり、石原裕次郎、勝新太郎、水原弘の4人が1か月間くらい、毎日夕方6時から朝7時まで会って飲んでいたのです。10日か15日くらいたったころですかね。眠くてしようがない時に、僕は“天”と称しているんだけども、へんてこなのが降りてきて、間尺(長い期間)で考えろと。僕はいい加減な人間だけど、“天の言”を守ってアルコールを入れるのをやめようと。ケンカっ早い闘争心をどう収めようか、ということに終始しましたね。それからアルコールは一滴も入れていません。
肥後 食べ物は気を付けてます?
なべ 一切、気を付けてません。体重だけ気にしています。
肥後 ケンカしないは、僕も元々そうなんですけど…風呂上がりのビールが生きがいだから。風呂上がりのビールに向かってボクの生活の全てが動いている。風呂上がりのビールぐらい許してください。













