ムツゴロウさんの愛称で親しまれた作家の畑正憲(はた・まさのり)さんが5日午後5時53分、心筋梗塞のため北海道中標津町の病院で死去した。87歳だった。
畑さんは、1980年に放送されたテレビの「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」シリーズでお茶の間の人気者になった。77年「第25回菊池寛賞」を受賞。「ムツゴロウの青春記」「ムツゴロウの動物交際術」など多数の著書もある多才な人だった。
1986年公開の映画「子猫物語」では監督・脚本を手掛け、約750万人の観客動員を記録。北海道を舞台に、子猫が親を探す旅に出る動物冒険物語だった。
映画の音楽を担当したのが、今年3月28日に71歳で亡くなった世界的音楽家の坂本龍一さん。ネット上では、「お二人を偲ぶ為にも また観てみたくなりました」「偶然だけど寂しい」「ムツゴロウさん亡くなって映画子猫物語の音楽担当が坂本龍一さんだったの思い出した」などと2人の別れを惜しむ声が寄せられている。
ムツゴロウ動物王国の公式ホームページによると、畑さんは1935年4月17日福岡市生まれ。54年に東京大学入学に理化学部生物学科を経て生物系大学院に進学。68年に学習研究社映画局を退社し、本格的な著作活動に入った。71年に北海道厚岸郡の無人島に熊や馬を連れて移住。翌年、浜中町に移って「動物王国」を建国した。77年「第25回菊池寛賞」を受賞。著書は「畑正憲作品集」「ムツゴロウの青春記」「ムツゴロウの動物交際術」など多数。










