漫画家の松本零士さんが、13日午前11時、急性心不全のため東京都内の病院で死去した。85歳。告別式は、近親者のみで執り行ったという。喪主は妻で漫画家の牧美也子さん。

 1938年1月25日に福岡県久留米市で生まれた松本さんは、6歳の頃から絵を描き始め、15歳の時に投稿作「蜜蜂の冒険」が「漫画少年」にて受賞掲載され、これが商業誌デビューとなった。

 実質的な漫画家デビューは57年、「少女」掲載の「黒い花びら」。しばらくは少女漫画誌での執筆が続いたが、68年に青年漫画誌が誕生すると、少年・青年漫画のジャンルで活躍するようになった。代表作は「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などがある。

 松本さんの長女である松本摩紀子氏が代表取締役を務める株式会社零時社は、以下のコメントを発表した。

「漫画家 松本零士が、星の海に旅立ちました。漫画家として物語を描き続けることに思いを馳せ駆け抜けた、幸せな人生だったと思います。『遠く時の輪の接する処で、また巡り会える』と松本は常々申しておりました。私たちもその言葉を信じ、その日を楽しみにしています。これまで応援くださいましたファンの皆様、作品を世に送り出してくださいました関係各社の皆様、お世話になりました各自治体ならびに各団体の皆様、若かりし頃から共に切磋琢磨してくださった漫画家の先生方、そして旅立ちにあたりサポートしてくださいました病院の皆様、心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました」