25日に都内で行われた、熊本の銘酒「美少年『零』」の発売記念会見には、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」で有名な世界的漫画家・松本零士氏(78)も出席した。

 この商品は美少年と松本氏のコラボにより誕生。

 松本氏が「私はアルコールは平気で、飲んでも飲んでも効かない。なかなか気持ちよくならず無限大に飲める。だからといって、飲んだ後に車や自転車は運転しないですがね。零は無限大の意味。ペンネームも〝終わりなき侍〟の意味で零士にした」と語る。

 同社と松本氏の出会いは、松本氏の描いたある作品だとか。

「美女が美少年と書かれたラベルの酒を飲むと元気になるというシーンがあった。ある時、美少年という酒が本当にあると知って、登録商標を勝手に使ってしまった、まさか同じものがあったとはと腰が抜けた。著作権法違反だからやばいと会社に電話を入れたら、社長から『自由に使ってもらってかまわない』と言われ、100本くらいお酒をいただいた。それでなじみになった」(松本氏)

 この後、松本氏のトークはがぜん、熱を帯びてくる。「私は久留米生まれの小倉育ち。お酒は小学生、6歳の時から飲んでいる。小学校の先生のお宅にうかがうと『きさん、俺の杯が受け取れんのか』と言われたし、高校では担任の先生が大酒飲みで、出されたものを飲むとほめてもらえた。家でもおばあちゃんが酒を出すんだから」と、禁断のエピソードを連発。司会が「お酒は20歳になってから」と繰り返すなど、コントのような場面が見られた。

 その後も「酒飲まば われは立つなり 大晦日」との句を披露すると「立つというのは変な意味じゃないですよ」と、おのののか(24)、磯山さやか(32)の2人を相手に〝セクハラまがいのトーク〟を繰り広げるなど、世界的巨匠はやりたい放題。

 この日が誕生日の松本氏は、2人からサプライズケーキを贈られ上機嫌になると「私は1938年生まれ。ヤマトを作ったのが38歳。視聴率が悪くなって36話の予定が26話でブチ切られ、アフリカのキリマンジャロに登った」と若き日の思い出話を始めた。

「この山は私が生まれる前からあり、死んだ後もあり続けると思うと視聴率が何だ、金が何だと悟りを開くことができた。日本に戻ったら電柱にまで花が咲いている気分になって、物事がうまくいくようになった。私はまだまだ描く。この列車は当分、宇宙を走り続ける」と生涯現役を宣言した。