ジャーナリストの安藤優子氏(64)が17日、都内の日本記者クラブで会見を行った。昨年、安藤氏は「自民党の女性認識『イエ中心主義』の政治指向」(明石書店)を出版しているが、執筆の中でビックリしたことがあったと明かした。
同書は大学院博士号過程において研究した内容を基にしたもので「なぜ日本には女性の国会議員が少ないのか」が出発点となっている。研究するにあたって、安藤氏は自民党や野党の関係者にも話を聞くなどしたという。
会見後の質疑で話題となったのが、なぜ女性有権者は女性議員を求めていないのかという点だった。安藤氏は「ある選対の関係者から『女性候補を選ぶ時には自分(女性有権者のこと)の旦那の浮気相手にならないような女性を選ぶ。女性が嫉妬しないような女性を出す』と言われたんですね。すごいショックというかビックリした」と衝撃を受けたと明かした。
政治の世界に進出していく女性もいれば、バリバリ働く女性もいるし、家庭を守る女性もいる。そうした立場の違いから分断が起きやすいという。「女性だったら女性票が取れるとは日本はなっていない。選対関係者の発言は分断を意識した発言だと思う。女性が解決するのも大事だが、男性にも手を貸していただきたい」と女性だけの問題ではないとした。
タイトルに「自民党」とあるのは、日本の政治文化には長年与党だった自民党の影響力が大きいから。安藤氏は「自民党批判のために書いたのではない。言葉を換えれば『日本社会の女性認識』という言い方もできる。同じような問題意識を持っている人は多い。もう少し塊になった方が発信も厚みを増すかな」と、これからも発信を続けるとした。












