◇山田丈(24)福岡支部125期
2023年前期適用勝率は5・18。2022年後期の3・82から大幅アップ。さらに2023年後期は14日現在で5・72とA2初昇格ペースだ。
「もちろんA級になりたいです。ただ、意識はするけど意識してなれるものではないので…。目の前の一走一走のレースに集中して、結果が出れば…」と冷静に話す。
この落ち着きぶりも、A級昇格への確かな手応えをつかんでいるからだろう。「行き足、出足を求めた自分に合ったペラの形を見つけられるようになって、レースもしやすくなりました。ペラ調整もレースも自信がつきました」と目を輝かせる。「2023年後期にA級に上がりたい」という目標も達成間近だ。
ボートレーサーを目指したきっかけは高校時代に友人に勧められてレース場を訪れたことだった。「こんなカッコいい職業があるんだなって、心を打たれました。就職はせずにバイトしながら選手を目指して、3回目の試験で受かりました」と振り返る。
2019年11月のデビューから4年目でA2昇格を射程圏に入れた。師匠の竹井貴史からは「調整を妥協せずにやればA級は近づいてくる」という言葉を授かった。その竹井は股関節などの手術で7か月、戦線離脱。B2級から出直しとなったが、23年前期にA1再昇格を果たした。この復活劇が「A1に復帰してGⅠで活躍する姿が刺激になりました。いつか上の舞台で一緒に走りたいですね」と心の支えになっている。
水面を離れてもボートレースに接する。「家ではレースをメッチャ見てます。レースを見るのが大好き。朝起きてからずっと見ています。記念はほぼ見ますし、一般戦も参考になる。レース場によって〝この決まり手が多いな〟とか、選手の特徴も分かる。勝ちたいので」と〝強くなる〟ための努力を惜しまない。
息抜きはゴルフとサウナ。「ゴルフは最近、始めました。サウナは同期で仲のいい富田恕生と2人でよく行っています。名前が〝じょう〟で同じなので切磋琢磨して〝Wじょう〟で売りたいです(笑い)」。富田も着実に勝率を上げてA級昇格に近づいている。〝Wじょう〟がボートレース界の話題独占となる日も、そう遠くはないかもしれない。
☆やまだ・じょう 1998年9月11日生まれ 福岡支部所属の125期生。福岡県出身。2019年11月に芦屋でデビュー。2020年12月の大村で初勝利。2021年8月の下関で初優出。通算2優出。同期に定松勇樹、砂長知輝、富田恕生、小原聡将、香川颯太ら。












