◇本村大(23)長崎支部124期

〝ポンちゃん〟が飛躍の糸口をつかんだ。「いじられているだけですよ」と照れくさそうに話すが、ポンちゃんの愛称で親しまれる愛されキャラだ。

 2022年前期までは勝率2点台が続いていたが、22年後期4・62→23年前期5・58と一気に勝率アップ。1月からはA2初昇格、大村のフレッシュルーキーにも選ばれた。

「A2昇格は素直にメッチャうれしいです」と表情もほころぶ。成績アップの転機は21年6月18日1Rに訪れた。地元・大村の5日目。ここまでの6走の成績は④③⑥⑥⑥⑤。3か月前の3月17日からつでの1着以来、白星から遠ざかっていた。1号艇が回ってきたことで勝負に出たが、コンマ02の勇み足。2節前にもFを切ったばかりで、これでF2となった。

「伸び仕様の調整ばかりしていて、道中勝負もできなかった。F2になって、そのスタイルを変えました。出足、回り足系の道中で戦えるスタイルにして、勝率も一気に上がりました」

 レーススタイル変更によって5、6着数が激減した。22年後期適用の級別審査期間(21年11月~22年4月)は5着22本、6着19本。続く23年前期適用の級別審査期間(22年4月~10月)は5着10本、6着6本となった。

 A2昇格を果たしたものの、優出はまだない。「チャンスはあったけど、大事なところで勝ち切れなかったですね。めちゃくちゃ優出はしたいですよ。今年は初優勝したいですね」と優出、そして初Vが目標となる。

 師匠の真庭明志からは「とにかく事故をするな」と教えられてきている。「ずっと事故続きだったけど、直ってきてはいます。レーススタイルは握って握って…ですね。とにかく道中勝負で攻めて行く。握って攻めるタイプです」

 今年は年男。「年男プラス厄年なんですよ。本厄なので恐怖です。去年は腰をケガして2か月休んだ。本厄になったらどうなるのか…。でもウサギのように飛躍したいという気持ちもあります。大村のフレッシュルーキーにも選んでもらった。そこは意気に感じて期待にこたえられるように頑張りたい。やっぱりA1に上がって早く記念を走りたいです」

〝本厄の恐怖〟を抱えてはいるものの、それ以上に飛躍の1年にしようと意気込んでいる。