◇田川大貴(24)長崎支部119期
2023年前期適用勝率は5・84(12日時点)。2016年11月のデビュー以来、B級暮らしが続いていたが、A2初昇格が濃厚となってきた。「A級昇格まで長かったと思います。なかなか上がれずにいたし、いい時と悪い時の波が結構ありましたね」と振り返る。
これまでの最高勝率は2022年後期の5・05で一気に1点近く急浮上。この要因について「いいエンジンを引けたので気持ちを引き締めて頑張ってきた結果ですかね」という。
デビュー2年目の2018年7月に初優出。この年は2優出も2019年は1優出、2020年は優出ゼロと思うように前に進むことはできなかった。「同期にA1、A級がいっぱいいるので気持ち的にはこのままではダメだと思って…」と悩み始めた。
そんな苦しい時に良機と組んで結果につながったことが飛躍のきっかけとなった。「着が取れだして気持ちが乗ってきた。調整もちょっとは分かってきた。その辺の気持ちの変化が一番、大きいと思います。いいエンジンを引けたことで、より上に行きたいとか、いい方向に意識がかみ合ってきた。それで点数が伴ってきたのかなと思います。整備もするようになったし、このままではダメだとやっと気づきました。意識が変わったのが一番、大きいです」。エンジンが意識改革の契機をもたらし、それをしっかりと生かした。
師匠は飯山晃三。「私生活の面でも、ある程度、自由にさせてもらっています。アドバイスというよりは大きな心で見守ってもらっている」と明かす。ただ、この師匠に対する思いも成長とともに変化が表われている。
「自由にできていて自分に合っているけど、結果で恩返しをするしかない。そういうことも考えて、しっかり頑張らないと、と考えるようになりましたね」と発奮材料になっている。
今後の目標は「まずA2に上がって、その次はA1を目指していきます。やっぱりA1になりたい。A1にならないと記念レースとか大きな舞台に行けない」とA1昇格。そして、もうひとつは「優勝がしたいですね。そこで流れも気持ちも変わると思うので、まずは優勝したいです!」と言葉にも力がこもる。
好調の波に乗って、このまま一気にステップアップしていくつもりだ。
☆たがわ・だいき 1997年11月16日生まれ。長崎県出身。長崎支部の119期生。2016年11月にからつでデビュー。2017年3月の児島で初勝利。2018年7月の戸田で初優出。通算10優出。同期には井上忠政、黒野元基、土屋南、西橋奈未、中村魁生、実森美祐ら。












