節分の3日、大阪・北新地で「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」が行われた。同イベントは江戸時代から地元で受け継がれてきた節分祭りと、水都大阪の再生と活性化のために経済界が提案した「堂島薬師堂お水汲み儀式」が一体となり2004年から開催。過去2年はコロナ禍で自粛しており、3年ぶりの開催となった。豪華絢爛な花魁衣装に身を包んだ「第8代北新地クイーン」や北新地のホステスが仮装した「お化け」、堂島薬師堂に祭られている白龍が行列となって、“キタ”の街を練り歩いた。
仮装祭りといえば、ハロウィーンが思い出される。2000年代から日本でも広まり、日本独自の“コスプレ祭り”へと進化したが、堂島のお化けは江戸時代からの伝統がある。もともとは京都の祇園発祥との説もあるるが、いずれにせよ“元祖・仮装祭り”といえる。
北新地で生まれ育った女性は「もともとは節分の厄落としで、お坊さんが来て護摩焚きもしてた。お茶屋さんが一年間の商売繁盛を祈願したもの」と話す。
芸妓の“お化け”は華やかだったという。
「昔はお茶屋の芸者さんが花魁の“お化け”になっていた。100人はおったかな。高橋英樹の『男の紋章』のような入れ墨を入れて、芸をした時にチラッと見せたりする。衣装も松竹衣装さんとかに頼んだいい着物で、とにかくやることが“粋”だった。でも、今はお化けになってる女の子もハロウィーンの感覚なんやろうね」(同)。女性の感覚は変わったとしても、祭りを通じてコロナで疲弊した北新地ににぎわいが戻ってほしいものだ。












