福岡発のロックバンド「シーナ&ロケッツ」のギター・鮎川誠さんが29日、膵臓がんで亡くなった。シナロケのSNSで30日に公表された。享年74。

 実はつい先週、鮎川さんに密着しカメラを回し続けたテレビマンが、公の場で鮎川さんについて語っていた。

 都内で26日に行われた「TBSドキュメンタリー映画祭2023」のラインアップ作品発表。15作品のうち1作品として紹介されたのが、鮎川さんに密着した映画「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」だった。

 監督を務めたRKB毎日放送・寺井到(いたる)ディレクターは、福岡からオンライン参加。鮎川さんを「日本を代表するギタリスト」と紹介した。「同期にサザンオールスターズさんや竹内まりやさん、先日、高橋幸宏さんがお亡くなりになりましたYMOもいます」と切り出し、作品をプレゼンした。

「奥さんのシーナさんと結成して、東京に出たのがシーナ&ロケッツなんですね。当時、実は鮎川さんはすでに30歳。で、奥さんのシーナさんはボーカル未経験で、しかも2人の間にはすでに双子のお子さんもいたんです。(中略)2015年にシーナさんががんでお亡くなりになってしまうんです。これでバンドは終わりかと思いきや、それでもバンドは現在も続いています。今、シーナさんの娘さん、三女がボーカルを継いでるんです」

 同作では「そんな現在に至るまでの波乱万丈のエピソードと、家族の絆を描いた」という。最後は「で、まぁ、そのちょっと…」と言いよどみ、「年末からですねぇ、残念ながらちょっと鮎川さんが体調不良で療養中でして、その鮎川さんにエールを送るためにも…」と作品をPRしていた。

 3月17日の映画祭開幕に先がけ、同作は今週末の2月5日深夜、TBS「ドキュメンタリー『解放区』」で放送される。