ボートレースびわこのプレミアムGⅠ「第4回BBC(ボートレースバトルチャンピオン)トーナメント」は15日、12Rで決勝戦が行われた。〝あみだマシン〟による枠番抽選で1号艇を引き当てた松井繁(53=大阪)が、インからトップスタートを決めると、地元で大会連覇を狙う2号艇・丸野一樹の猛追を振り切って先頭でゴール。2019年6月、桐生63周年記念以来となる通算59回目のGⅠ優勝を飾るとともに、優勝賞金1100万円を獲得。目指すグランプリ出場に弾みをつけた。
攻めの先陣を切った上條暢嵩が波に引っ掛かったか大きくバランスを崩すと、上條の内を差した深谷知博、桐生順平も次々と波に乗り本来のターンができない。1M差しからバックで食らいつき、2Mでは渾身のツケマイで勝利への執念を見せた丸野を落ち着いて振り切った松井が、3年7か月ぶりのGⅠ優勝が待つゴールへひた走った。
BBCトーナメントは枠番の決め方を含め、独特のルールによる開催。4日間の短期決戦ということもあり、1度のターンミスが命取りになる恐ろしい大会だが、1回戦→準々決勝戦→準決勝戦と的確なSと熟練のコーナリングで2着を3本並べて決勝戦進出。運命の枠番抽選で見事1号艇を引き当てた。
「久しぶりに大きいレースを勝てて、いい感じでした。(レース前は)嫌な緊張感が出てくるんで、それを払拭するために過去のいいイメージを思い出してうまく対応できましたね」
1号艇の松井は〝勝つべくして勝つ〟という印象が強いが、内面では葛藤もあるという。しかし、それを悟られないのが勝負師。1号艇を引き当てた時点で、はた目には松井の目が〝獲物を狙う鷹の目〟になっているように見える。それはレーサーとしての信念が松井を貫いているからだ。
「これからもやることは一緒。目の前のレースを一生懸命走る。エンジンが出ていない時は仕事(整備、調整、試運転)をして、出ている時はレースに集中。手を抜くことは一切ない。これはやめるまで続けます!」
〝この男になら賭けてもいい〟とファンに思わせる松井が、暮れのSG「グランプリ」へ向けて好発進を決めた。












