和歌山競輪GⅢ「開設73周年記念」(和歌山グランプリ)が12日に開幕した。一次予選3Rでは地元の南潤(25=和歌山)が逃げ切り勝ちで復調をアピール。ホームバンクに集まったファンの声援に応えた。

 5年前の2018年に地元記念初出場初優出を決めた〝MJ〟が輝きを取り戻しつつある。近況は自慢のダッシュ力に末の粘りが加わって成績も急上昇。「動きが良くなっているように見えるだけです(笑い)」と謙遜したが、そう話す表情は実に明るく、不調時とは雲泥の差だ。

 初日は地元のトップバッターとして3Rに登場。「僕も含めてみんな特別な思いで地元記念に臨んでいると思うので。『頑張って』って送り出されたし、いい流れをつくらなきゃってメッチャ緊張した」ようだが、ライン上位独占に導く圧巻の逃げ切りで最高のムードをつくった。

 この気配なら〝決勝まで…〟と気の早いファンは期待したくなるが「自分は高望みすると成績が良くないので(笑い)」と本人は至って冷静。あくまでも目の前のレースに集中していくだけという。

「ここから相手はどんどん強くなっていく。一戦一戦集中して、やっと戦えるレベルなので」

 まずは二次予選突破を目指して全力を尽くす。