○篠崎元志(36)福岡支部96期

 ボートレースびわこのプレミアムGⅠ「第4回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」が12日から15日までの4日間にわたって開催される。2023年ビッグレース開幕戦とあって出場選手は好スタートを切ろうと気合満々で乗り込んで来る。特に2023年に挽回を期すレーサーにとって今大会にかける思いはさらに強いものとなる。カウントダウンコラム「頂上へ駆け上がれ!」最終回は篠崎元志が〝復活〟への思いを明かした。

 2022年上半期は比較的好リズムだった。GⅠは3月の若松69周年記念、4月の戸田66周年記念で優出。5月宮島SGオールスターでは凡機を立て直して、準優5枠からファイナルへ駒を進めた。しかし、その後は準優のカベが厚い状況が続く。一発逆転を狙った鳴門SGチャレンジカップでは予選最終日にフライングを切った。

「またか、って感じですね。目立った結果を残せずに、それなりの成績で終わってしまった」と2022年を総括した。

 最後の記念Vは2016年4月までさかのぼる。負傷による長期離脱という不運も重なった。この6年間は過去の自分を追いかける日々が続いているが、まだ以前の輝きは取り戻せてはいない。その現状を、こう分析する。

「結局は選手としてのメンタルの部分だと思う。もちろん水面に出れば選手は誰もが全力で走りますよ。でもその前の準備の段階で気持ちがついていけてない。自分では一生懸命だったつもりだけど結果が出てないんだから足りてない。記念で戦っていく上で必要なメンタルになっていない。どこかで弱い自分が出て、それに甘んじている」

 昨年もフラストレーションがたまった1年だった。しかし光明がなかったわけではない。最終節の芦屋一般戦では低調機に苦しみながらもオール3連対で見事に年間5回目の優勝。これで3月の平和島SGクラシック出場権を手繰り寄せた。

「権利がなかったので、あれが結果的には大きかった。いい形で締めくくることはできました。今年は弱い自分を払しょくする年にしたい。自分だけじゃない。応援してくれる方のために気持ちを入れ替える。強いメンタルで臨みたい」

 トンネル脱出への勝負の年と位置づける2023年。幸い反攻へ向けての舞台は用意されている。SGはクラシック以外にも徳山グラチャンに当確ランプが点灯。地元芦屋で行われるオールスターにも選出される可能性が高い。今後はF休みを挟んで、びわこBBCT→若松70周年記念→芦屋70周年記念のGⅠ・3連戦となる。

「正直言って今は先のことは考えていない。目の前の一走一走に全力で臨むだけです」

 弱さを振り払い完全復活へ。その走りに注目だ。