大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)で、米総合格闘技イベント「ベラトール」との対抗戦に出撃した、RIZINフェザー級王者クレベル・コイケ(33=ブラジル)が王者対決で完敗を喫した。
相手はベラトールのパウンド・フォー・パウンド(体重差がないと仮定した最強ランキング)1位で、ベラトール・フェザー級王者のパトリシオ・ピットブル(35=ブラジル)だ。注目の王者対決は身長差13センチを利用して、コイケが長い手脚で攻撃を仕掛ける。テークダウンも狙うが、ピットブルは腰が重くグラウンドを徹底的に回避する。的確に有効打を当てていき、試合のペースを譲らない。終了間際に払い腰で投げられても、すぐに立ち上がった。
第2Rもお互いに見合う時間が多く、神経戦が続く。コイケは打撃でも引かない姿勢を見せるが、ピットブルはスタンドで手堅くポイントを狙う戦法を崩さない。勝負の第3Rはコイケがタックルからテークダウンを狙うものの、ピットブルは猪木アリ状態のまま一切付き合わなかった。
それでもコイケは組みつくと、外掛けからテークダウンに成功。ここは逃げられるも、再びグラウンドに引き込み、得意の足関節を狙ったが、ピットブルはこれも回避。打撃でポイントを奪っていく〝安全運転〟のままで試合を終えた。
判定は3―0でピットブルの快勝。敗れたコイケは、花道を引き揚げる際に涙を流して悔しさをあらわにした。〝柔術界の鬼神〟と呼ばれるボンサイ柔術の達人も、ベラトール王者の老かいさにしてやれられ、まさに〝鬼の目に涙〟となってしまった。












