大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)を控える中、横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が着実に復帰ロードを進んでいる。10月に両ヒザの手術を受けた影響で今場所も休場が濃厚だが、患部は順調に回復。伊勢ヶ浜部屋専属トレーナーの篠原毅郁氏によると、ヒザにたまった水を抜く処置が不要となり、腫れも治まりつつあるという。
部屋ではまわしを締めて稽古場に姿を見せ、四股やテッポウなど基礎運動で汗を流すことも可能になった。篠原氏は「(水を抜かなくなったのは)進歩ですね。回復は非常に順調」と前置きした上で「(初場所は)今の段階で相撲を取れていないと厳しいですよね。トレーナー目線では、もうちょっと時間がかかるかなと。ドクター(担当医)も『横綱は頑張り屋だから、抑えるべきところは抑えたい』と考えているようです」と現状を明かす。
また、横綱のヒザの状態については「骨棘(こつきょく)を取ったので(ヒザが)グラグラするような感覚を持っているんじゃないかなと。それはヒザの周りの筋肉を鍛えることによって固まっていく。時間とともに解決するでしょう」と説明した。照ノ富士が目指すのは、あくまで綱の務めを果たすこと。そのために本人も周囲も妥協する考えはない。
「絶対全勝優勝する、それぐらいのレベルにいかないといけませんし、横綱もそれがお客さまへの恩返しだと。ハンパな状態で出るわけにはいかないと思っていますよ。それに筋肉が付くのも治りも人より3倍早いですからね」(篠原氏)。焦らず万全の状態に戻した上で本場所復帰を実現させるつもりだ。












