ロックバンド「カブキロックス」のギタリスト坂川美女丸が12日、亡くなったアニソンの帝王こと水木一郎さんを追悼した。

 水木さんのCD「マジンガー伝説」に参加した坂川にとって、水木さんはスーパースターだ。「子供のころ、テレビから流れてきたワクワクするようなアニソンの帝王の熱い歌声を目の前で聴かせていただいた時の感動は忘れません」とコメント。

 そして、一緒にレコーディングした時の貴重な体験をこう語った。

「歌い始めた瞬間に背筋がピンと伸びましたね。あの瞬間は他になかったです。歌だけでなく、仕事、ご自分の作品への情熱も熱い方でした。ギター録りの時からスタジオに入っていらして、僕が弾くのを聴いていらしたのです。水木さんは幼少期から僕のヒーローでしたから、ギターヒーローの前で弾くより緊張しました」

 通常、大御所の歌い手はオケ(ボーカル部分以外の伴奏部分)が上がってからスタジオ入りし、その場で2、3回聴いて歌入れに入るというパターンが多い。

 坂川は「水木さんがオケを制作段階から聴いていらっしゃったのは衝撃でした。バンドメンバーでもないのに、多くの参加ミュージシャンが自分のパートを録り終えた後に、水木さんの歌入れに立ち会って感動していました」と明かした。