お笑いタレントで俳優の長原成樹(58)と彫り師で俳優の河本政則(49)が12日、大阪市内で共同監督を務める映画「不檄(ふれぶみ)~男たちの生きた証~」の会見に登場した。
同映画は1996年7月に、京都府八幡市で5代目山口組系中野会会長が4代目会津小鉄系組員に襲撃された事件を題材にしたフィクション・ノベル映画だ。
長原と河本は3年ほど前に共通の知人を介して知り合い「一緒に映画を作ろう」と意気投合。未解決事件を撮りたいという長原に、河本が同事件を提案。実行犯の一人と接触し、本人に5時間にわたって取材した内容などを映画化した。
主演も務める長原は「Vシネマではなく、映像の迫力も全然違う。そこは自信を持ってる」と出来ばえに自信たっぷり。映画には所属する吉本興業から、落語家の桂小枝や吉本新喜劇の末成映薫、吉田ヒロらが出演するが「小枝兄さんは落語家だから、正直バカにしてたところもあったんですけど、全く違和感なく芝居していた。映薫姉さんや吉田ヒロには『新喜劇(をやるの)だけはやめてください』って言うたんやけど完璧。笑い一切なしでしっかり理解してくれてた」と語った。
暴対法や暴力団排除条例の影響で、反社会的勢力に冷ややかな視線が向けられるご時世ながら、同映画は文化庁のAFF(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)の対象となり、補助金も受けている。コロナで困っている芸術・芸能の人に資金を回すための助成だけに、文化庁からは「本格的な上映はやめて」と言われているそうだが、長原は「『カメラを止めるな!』みたいにならんかな」とニヤリ。河本も「ドロドロしたものではなく、実行犯7人、一人ひとりを忠実に描いたつもり。R指定が付かないように残酷なシーンも最小限にした。多くの人に見てもらいたい」と期待を込めた。
18日に大阪・十三のシアターセブンで上映。来年以降、全国のミニシアターを行脚する予定だ。












