今年勢いを加速したアイドルグループといえば、瀬戸内を拠点に活動する「STU48」だ。4月発売の「花は誰のもの?」が異例のロングヒットを飾り、多くの人気音楽番組への出演を果たした。キャプテンとして引っ張ってきた今村美月(22)に、グループの〝変化〟や〝思い〟を聞いた。
――4月発売の8thシングル「花は誰のもの?」が異例のロングヒット。9月と11月に「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)や11月に「ベストヒット歌謡祭」(日本テレビ系)など人気音楽番組に多数出演してきた
今村 年末まで披露させていただく機会をもらえるとは思ってもなかったですし、とてもうれしいです。「花は誰のもの?」は有線放送で流していただける機会が多い。楽曲へのリクエストをたくさんいただいて、改めて応援してくださってる皆さんへの感謝や存在の大きさを感じた年でもありました。
――不安定な世界情勢の中で制作された平和を願うメッセージソング。メッセージ性の強い歌詞や切ないメロディーが反響を呼んだ
今村 私たちがテレビに出演させていただけることはとてもうれしいんですけど、やっぱりたくさんの方に聞いていただいて、平和への思いが届いたり誰かに響いてやっと意味があるとも思う。それだけ思いのこもった楽曲ですし、出演するときは「楽曲を届けられる!」という思いで挑んでます。曲をたくさん披露する機会も増えて、メンバーそれぞれがパフォーマンスについて考えたり、どう表現すればいいか考えたりもしている。だから重ねるごとに変えていって、良くなってきたのかなとも感じてます。
――STU48は、この曲とともに歩んできたとも感じる
今村 広島を含めた瀬戸内を拠点に活動する私たちだからこそ、この楽曲を歌うことを任せていただいたと思いました。8月6日を広島で迎えたり、今も世界情勢は…。平和を考えるタイミングが本当にたくさんあったので、楽曲にかける熱も増しています。
――今年、グループ結成5周年を迎えた。今村さんは2020年に2代目キャプテンに就任。まさにコロナ禍で大変な時期を過ごしてきた
今村 キャプテンとしてしたいことをいろいろ提案したかったんですけど、難しくて…。何ができるのかさえもわからなかった。考えても考えてもいい案が思い浮かばなくて、もどかしい時間が過ぎた日もありました。でも、最近はできることが増えてきて、ライブやコンサートの中身を考えさせていただいたり。あとは、みんなの公演を見に行かせていただいて、もっとメンバーの良いところを生かせないかなとか考えたりしてますね。
――キャプテンとして気をつけていること
今村 私は性格的にも引っ張っていくタイプではなくて。ファンの皆さんが大切なのは前提なんですけど、〝メンバーとグループを一番に愛している〟と言えるようにしたい。メンバーの一番の味方でいたいと、そういう思いでいます。
――STU48では、第3期生オーディションを開催中(募集は9日まで)。メンバーの一体感を感じるシーンは
今村 コロナ禍に2期生が加入して、人数面で一緒に活動することが難しかった。でも、少しずつ活動ができるようになって、7月に広島グリーンアリーナで開催した5周年コンサートの時、一体感が生まれてきてるなって実感しましたね。やっぱり2期生の子がパフォーマンスやMCなどで成長している姿を見ると、みんなが刺激を受けて、グループとして新たに成長する部分も感じた。12月24日のクリスマスコンサートでは、久しぶりにまたみんなが出演できるので、来年に向けて勢いを増せるようなライブにしたいです。
――来年に向けて
今村 2022年はSTU48にとって本当に転機の年で、ずっと走り抜けてきた。充実していた分、来年への不安も少しあるんですけど、今の勢いを逃さないように、みんなでもっと高め合っていけるグループになれたらいいなと思います。
――個人的な目標は
今村 毎年新しいことに挑戦できている。今年はAKB48グループ歌唱力No.1決定戦の決勝大会(最終順位7位)に出させていただいたり、初めて書道個展を開催させていただいたり。去年の自分を超えられる年を過ごしている思いはあります。来年も自分の可能性を探して、人としての幅を広げられるような年にしていきたいです。あと…。
――あとは?
今村 昔から歌とダンスをやってきたので、いつかソロ楽曲をいただけるぐらいに頑張れたら。そして、ディナーショーをやりたい! 私はソロ公演よりディナーショーのほうが向いてるなって思うので、ファンの方と楽しい時間を過ごせたらいいなと夢見てます(笑い)。(インタビュー・佐藤愛生)
☆いまむら・みつき 2000年2月19日生まれ、広島県出身。17年にSTU48の1期生として加入。20年にSTU48の2代目キャプテンに就任。デビューシングルから最新シングルまで全て表題曲選抜メンバーに選ばれている。











