歌手・松山千春が17日、都内で「松山千春コンサートツアー2022秋」の東京公演を行った。

 先月7日から全国24会場25公演のツアーをさせた松山。この日は満員の5000人の前でヒット曲「大空と大地の中で」や「長い夜」など17曲を熱唱した。トークでは、このツアーで茨城県の会場を回り、東京駅に戻ってきたときのことを振り返った。

 バンドのメンバーと一緒に新幹線で東京駅に着いた松山は「メンバーは、東京駅からそれぞれいろいろな路線で帰るようで、『お疲れさま』と言って別れた」という。残されたのは松山とマネジャーの2人だったというが、「オレもマネジャーも北海道の人間です。出口が分かりません」と東京駅構内をウロウロ。「『出口はこちら』ともっと大きく出していてくれればいいのに、30分近くも駅構内にいました。出口はあっちかな、こっちかな」と迷いに迷ったことを話し、ファンを笑わせた。

 また、この日、松山が主催したオーディションで最優秀賞に輝いた小川哲央がステージに登場。オーディションの時に歌った自作の曲「橋戸公園」を歌唱した。小川は「いつかは自分のステージでここに立てることを願っています」と語った。松山は「もっともっといい曲を作って聞かせてください」と話した。