13日放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、主人公・北条義時(小栗旬)の弟時房(瀬戸康史)と後鳥羽上皇(尾上松也)が蹴鞠に興じる場面があり、そのテクニックが視聴者を感心させた。

 義時への不信感から朝廷を頼む政治に舵を切った「鎌倉殿」源実朝(柿澤勇人)。母親の北条政子(小池栄子)は、貴族筋から後継者を養子にしようと目論む実朝の意をかなえようと、京へ交渉に。同行する時房に「そういえば、都に上った時に恥ずかしくないよう、蹴鞠(しゅうきく)をしていると言っていましたね。披露する機会があればいいけど」と外交道具になる可能性を示唆していた。

 すると、京の街角でたたずむ時房の下に偶然、鞠が飛んできた。「こちらに蹴ってくれぬか」と話す上皇が誰だか分からない時房は、2人で〝リフティング合戦〟に。時房が右足首を使ってダイレクトトラップ、その右足を後方へ回転させて鞠を前方に戻して蹴り上げると、上皇は鞠を浮かせた間に体を回転して再び蹴り上げる技を見せた。

 キックの場面はアップが多く、松也と瀬戸が実際に蹴ったのかは不明。それでも「蹴鞠でなく完全なフリースタイルフットボール」「瀬戸くんと松也さんのリフティングが上手くて…」などと視聴者から感心するツイートが寄せられた。

 時房は8月放送の劇中で改名。これが「トキューサ」に聞こえると北条一族の間でネタにされていた。今回の放送で上皇から「トキューサと申したな」と声をかけられ、蒸し返された格好だが、自ら「トキューサでございます!」とうれしそうに言い切っていた。

 折しも、W杯カタール大会が20日開幕。NHKは開幕戦と日本代表の初戦、決勝戦を含む21試合を地上波とBS4Kで放送する。これに絡めてか、「ワールドカップのPRを怠らないトキューサ&上皇」「ワールドカップの伏線か」と2人の蹴鞠は視聴者の想像を膨らませた。