俳優・小栗旬(39)主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第30回(7日放送)は、源頼朝の異母弟で、俳優の新納慎也演じる阿野全成が斬首されるという内容だった。いまのご時世では人が斬られるシーンを作るのも一苦労だ。
源頼家に対して呪詛を行ったため流罪を命じられた全成は、口車に乗せられて再び同じ行動を取ってしまう。そのことが発覚し、斬首されることになった。処刑の直前に全成が呪文を唱えると暴風雨となり、トドメを刺されると晴天に。このシーンはSNSで「神回」と話題になった。
「このシーンこそ刀で首を斬られる寸前の演出まで見せましたが、第28回で中村獅童演じる梶原景時が討ち取られるシーンは作られなかった。ナレーションで処理する、いわゆる〝ナレ死〟です。やはり人が死ぬとか殺されるというシーンは見ていて気分がよくないとか、子供に見せられないといった視聴者の声を配慮するケースが多くなってきている」(テレビ局関係者)
それら視聴者の声に拍車をかけているのが、いまの世界情勢だ。「ウクライナへの軍事侵攻です。ドラマで戦闘シーンが終わった後、ニュースでリアルなウクライナでの戦闘を見せられるのでは、げんなりしてしまうのも無理はない」(前同)
「鎌倉殿の13人」はそこまで大規模な戦闘シーンがメインではない。それ以上に心配されているのが、嵐の松本潤が主演する来年の大河ドラマ「どうする家康」だ。今作以上に合戦シーンが増えることは必至だからだ。
「視聴者の声に配慮するあまり、大事なところも〝ナレ死〟が続出なんてことになれば、従来の大河ファンは納得しないでしょう」(前同)
NHKは難しいかじ取りを迫られている。












