再び世界の舞台へ――。柔道の講道館杯全日本体重別選手権(30日、千葉ポートアリーナ)、男子90キロ級は2016年リオデジャネイロ五輪金メダルのベイカー茉秋(28=日本中央競馬会)が決勝で東京五輪代表の向翔一郎(26=ALSOK)を破り、3大会ぶり2度目の優勝を果たした。
右肩や右ヒジの脱臼など故障に悩まされ、昨年の東京五輪出場を逃したが、闘志の火が消えることはなかった。2019年を最後に実戦から遠ざかり、今年5月の前日本選手強化選考会で約2年半ぶりに復帰。同大会は2位に終わり「あと一歩、二歩が近いようで遠くて悔しい思いをした。でも、何が何でも講道館杯は優勝するというのを目標に掲げた」と〝必勝〟を誓っていた。
向から横四方固めで一本勝ちを収めた瞬間、安堵の表情が広がった。「リオ五輪後はつらいことのほうが多かった。それでもいろんな方に支えてもらって、あきらめずに柔道と向き合い、こうして帰って来れてよかった」。
今大会は来年5月の世界選手権(ドーハ)日本代表1次選考会を兼ねて開かれた。同級は世界選手権代表の増山香補(パーク24)、アジア選手権代表の村尾三四郎(東海大)らがライバルとなるが「まだまだ追う立場というのは変わらないので、引き続き優勝目指して頑張っていきたいと思ってます」と力を込めた。












