重圧を克服できるか。大相撲の大関正代(30=時津風)が23日に都内で大関昇進披露祝賀会を開き、約400人の関係者が出席。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「今の正代がその(大関の)境地に達しているとは思えない。もっと自分自身を追い込み、厳しく稽古し、一生懸命土俵を務め、大関の地位の責任と緊張感、誇りを実感してほしい」と厳しい言葉で奮起を促した。

 9月の秋場所は4勝11敗と振るわず、地元の九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)は自身5度目のカド番で迎える。母校・熊本農高相撲部OB会長で熊本市議会議員の満永寿博氏(74)は「本人が頑張る以外どうしようもないが、われわれは期待しているし、熊本の相撲ファンも応援してくれるはず」と、ご当所での奮闘を願った。

 さらに来場所の成績次第では、地元熊本でも祝賀会を開く可能性があるという。「それなりのお祝いはしたいなと考えている。そうなればOBも集まってくれるんじゃないかな」。創立123年を誇る伝統校の先輩たちも、後輩の活躍を心待ちにしている。

 正代本人は「九州出身力士としていい相撲を見せたいし、いい成績で終えたい」と意気込む一方で「正直、大関のプレッシャーに、いまだに付き合い切れていない」と本音も吐露。今度こそ、看板力士の貫禄を示せるか。