◇池田浩二(44)愛知支部81期

 ボートレースで最も伝統ある大会となるSG「第69回ダービー」が25日に開幕する。選考基準は昨年8月から今年7月までの勝率。激しい〝闘い〟の中で〝魂〟を磨き上げてきたトップレーサーが白熱のレースを繰り広げる。今年の舞台はボートレースとこなめ。もちろん主役は「とこなめの大スター」だ。ビッグレース恒例のカウントダウンコラム「闘魂」第1回はSG10Vを誇る池田浩二が登場。グランプリ、純地元SGへの思いを明かす

 20日時点で賞金ランク6位。12月の大村SGグランプリでトライアル2ndから出場のシード権が獲得できるベスト6に食い込んでいる。ただ7位の毒島誠との差は80万円と僅差。しかも、池田は2月とこなめGⅠ東海地区選の優勝戦Fのペナルティーにより現在はGⅠに出場することはできない。

 賞金大幅アップのチャンスはSGのみ。6位以内を確保するためには今回のダービー、11月の鳴門チャレンジカップとSGでしっかりと賞金を加算しておきたいところ。「6位に入るには、あと2つのSGで結果を残さないと無理。そこは頑張りたい。結果を残したい」と〝勝負駆け〟に向けて静かに闘志を燃やしている。

 1997年のデビューから25年。2005年にグランプリを制するなど若いころからトップレーサーとして活躍してきた〝とこなめの大スター〟も間もなくマスターズ世代に突入し〝熟練〟の域に達している。

 6月のからつグラチャンでは8年6か月ぶり10回目のSGVを決めた。それでも感情を大きく動かすことはなかった。「もうSGを取ることはないな、と自分では思っていた。そこまで意気込んでもいなかった。下から、いい選手もいっぱい出てきているし…。10回目は運が良かったというか、いいレールに乗れた感じ。取ってやろうとか、そこまで力が入っていなかった」

 グランプリについても「絶対に取らにゃいかんとか、そこまで力は入っていない。出たいっていうのはあるけど…。そこは余裕がある。肩の力を抜いて、なるようにはなるという感じ」とマイペースだ。

 今回は2019年7月のオーシャンカップ以来3年ぶりの純地元とこなめでのSGとなる。これまで当地SGには5大会に出場して3優出。「もう今年のSG優勝の目標はからつで達成している。優勝はどっちでもいいというか…」と冗談交じりに話す。その一方で「地元でやるんで結果は残したい。最低限、優出。地元のSGはなかなかないので、変なレースはできないな、というのはある」と気持ちを引き締める。

 今大会出場選手の中では優勝回数(26V)、1着数(403勝)、通算勝率(8・01)、通算2連率(66・9%)など各部門で断トツの実績を誇っている。やはり、とこなめSGで主役の座を譲るわけにはいかない。