柔道の世界選手権最終日(13日、タシケント)、混合団体決勝が行われ、日本は東京五輪金メダルのフランスを4―2で下して5連覇を達成した。世界に〝ニッポン柔道〟の総合力を示したが、2024年パリ五輪での金メダル獲得へひと安心、とはいかなそうだ。

 昨年の東京五輪では、フランスに敗れてまさかの銀メダル。自国開催にもかかわらず、初代五輪王者の座を明け渡した。リベンジを目指す中での一戦は、前半を終え2―2と一進一退の攻防が続いたものの、男子73キロ級の原田健士(ALSOK)が王手をかけると、最後は女子70キロ級の新添左季(自衛隊)が一本勝ちを収めて熱戦に終止符を打った。

 ただフランスは、男子100キロ超級で五輪2大会金メダルのテディ・リネールが欠場。勝ち頭を欠いた状態で試合に臨んでいた。それだけに柔道関係者からは「次のパリ五輪でも当然フランスは金メダルを狙ってくる。自国開催だし、東京五輪以上に手ごわい相手になるのでは」との声が多く聞かれている。

 2年後のパリ五輪でも、フランスとの頂上決戦が濃厚。完全アウェーの一戦が予想されるとはいえ、東京五輪と同じ過ちを繰り返すワケにはいかないだけに、さらなる強化が求められそうだ。