121期・122期のルーキーを取り上げる「Challenge! 新人選手紹介」。今回は〝美しすぎる〟容姿と〝太すぎる〟太モモのギャップでデビューまもなく各方面のメディアから引っ張りダコの河内桜雪(19=群馬)選手をピックアップする。

「今の1期生から3期生にあたるガールズケイリンの選手のレースを初めて見たときに、一気に人生が変わりました」

 2014年9月。小学6年生の時、父親に連れられていった前橋競輪場で目の当たりにした光景が、彼女が競輪選手を志したきっかけだ。「それまでにも男子の競輪は見ていたんですけど、女の人がすごいスピードで走っている姿を見て、カッコ良すぎる! と思って。衝撃でした」と振り返る。

 その翌日、さっそく自転車練習用のローラーにまたがった少女は、中学から自転車競技を本格的に始めると、高校、競輪選手養成所を経て今年7月、地元前橋で念願のデビューを果たした。

 同期の中では健闘しているが「同期で苦しんでいる子は自力を使って自分の力を試している子が多いわけだし、自分は先輩の力を借りた競走をしているので強いとは言えない」と現状を捉えている。

 それでも「想像していたよりは決勝に乗れているし、自転車を始めて9年間ですが今、やっと少しずつ自転車が分かってきた」と確かな手応えも掴みつつある。

 憧れのレーサーはガールズ一期生の加瀬加奈子。河内の人生を変えた冒頭のレース(2014年前橋ガルコレ)にも出場していた選手だ。「8月京王閣で一緒のレースになったときに新人の自分相手にすごい優しくて、気を遣っていただいて、たくさん話しかけてくれて…。こんな先輩になりたい、強いだけじゃなくて中身も素敵な人になりたいと思いました」と加瀬の話になると目を輝かせて語る姿が印象的だった。

 その京王閣の決勝では最終バックで後退する絶望的な状況から直線で3着に巻き返しファンを驚かせた。「自分でも理解不能な動きで確定板に載ることがあるので(笑い)。ファンの方には一番後ろまで行っても、もしかしたら着に入るかも、と期待を持ってもらえるように頑張ります」

Q&A

――太ももの筋肉がここまで発達したのはなぜ?

 自分も聞きたいです(笑い)。父親もバキバキって感じなので遺伝もあるのかな。最初は新体操をやっていて、ふつうに細い女の子だったんですけどね(笑い)。

――趣味は?

 最近はキックボクシングをしています。体幹を鍛えらえるので自転車の調子も良くなりました。

――好きなタイプの男性は?

 眉毛がキリっとしていて顔が濃い人です。一番カッコイイと思うのはレオナルド・ディカプリオですね。

☆かわうち・さゆき 2002年12月31日生まれ。群馬県出身。155・6センチ、55キロ。選手を目指していた父親の影響で幼いころから競輪に触れる。122期として今年7月地元の前橋で本デビューを果たした。