伊東競輪S級シリーズ(FⅠ)は26日、初日を開催する。メインの特選12Rは地元の渡辺雄太(26=静岡)のスピード戦が中心。後続は神山拓弥(34=栃木)―柿沢大貴(31=長野)の関東勢が固めていく。

 そんな中、宇都宮のトラック支援でGⅢ初優勝を飾った渡部幸訓(37=福島)は、どう戦うか悩みに悩んでいた…。

 GⅢ初優勝の喜びと責任が同時にその肩に降りてきた。「家族はもちろんですけど、周りの人がすごく喜んでくれて、お祝いのメッセージをたくさんいただきました」。優勝直後は「3日制だし…」と、その価値に半信半疑だったが、ようやく「実感しました」と言う。

 その上で、初日特選12Rに向けて悩んだ。「どうするべきですかね…」。渡辺がいて、すでに神山―柿沢が主張している。「競るか、自分で自在にやるか」。2択――。競走得点は神山の方が上でも、地区は違うので渡部が主張してもおかしくはない。

 追い込みにシフトチェンジしている中、ただしいなければ動くつもりはある…、GⅢを勝った直後、と様々な要因がある。「魅せる、という意味でも競る方がいいのかもしれない」。選手間、またファンの評価も気になる。が、最終的には「自分で自在」を決断した。

 GⅢ優勝後だからと視野を狭めず、自分に今できることを冷静に考えた。今後を考えても「このメンバーでどれだけ、自分でやれるか」も重要な意味を持つ。