全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が19日、BSフジ「プライムニュース」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪れていたことを認めた自民党の萩生田光一政調会長について言及した。

 萩生田氏は参院選公示前の6月中旬、旧統一教会の施設を生稲晃子氏と訪問。18日のぶら下がり取材で「地元の支援者の中に(団体の)会員がいて、その縁で訪問した。生稲氏は施設のことは知らなかった」と説明し、旧統一教会の霊感商法などの問題には「正直申し上げて、統一教会の昭和の時代の関連商法のことなどは承知をしておりました」「今はそういうことはないと認識していたが、思いが足りなかったと反省している」と釈明した。

 この発言に紀藤氏は「悲しくなった」と指摘。「なぜかと言うと、昭和の時代に霊感商法をやっていたというのを知ってたと言われたんです。知ってたんだったら、どうしてその後調べないのか。そもそも彼は昭和の時代はまさに大学生。私も同時期に大学に通ってた。そのころ、統一教会の霊感商法っていうのは、大きな問題で新聞でも大きく報道されていた」と追及した。

 さらに、紀藤氏は萩生田氏と社会に出た時期も同じだとし「『あまりにひどい事件がいまだにあるんだな』と思っているうちに、1992年の合同結婚式騒動があって、桜田淳子さんが出るっていう話になった。1995年はオウム真理教事件ですよ。そのころは(萩生田氏が)八王子で議員をされてた。霊感商法がそのままなかったように思われるのは、いくらなんでも違うんじゃないかなと思う」とぶ然を言い放った。

 また政治家と旧統一教会のかかわりについては〝うっかり型〟〝確信型〟〝悪意型〟などさまざまな段階があると分析。その上で萩生田氏は「かなり上のレベルで関わってらっしゃるんじゃないか。この話を聞けば聞くほど、統一教会の問題性を認識しながら付き合ってたんじゃないか?と。その関係がなかなか切りにくいので(関わり続けた)」と勘ぐった。

 萩生田氏は会見で、今後については「一線を画す」と語っているが、紀藤氏は「それは違うと思う。岸田首相も悪質性に気づけば『決別宣言』なり『厳正な対処』になるはず。このコメントが求められているはずだが、その『対処』のところもあいまいにされてる。ですので、統一教会の悪質性とか反社会性についてまだ認識が甘いのか? 逆に考えるとむしろ容認されてるのか?と思うぐらい、このコメントに悲しくなりました」と私見を述べた。