米国で女の子にとって、おもちゃの定番といえば「バービー人形」だが、その人形の製造元マテル社が起こした裁判に米人気ラッパー、ニッキー・ミナージュ(39)が巻き込まれた。米玩具メーカー大手とニッキーとの間に一体何の関係があったのか…。

 米ニュースサイト「TMZ」が入手した訴状によると、マテル社は先週、ラップ・スナックス社というマイアミにある菓子メーカーを、バービー人形の商標を無許可使用した商品を発売したとして、販売の差し止めを求めて米ロサンゼルスの連邦裁判所に提訴した。

 TMZによると、問題の商品はバーベキューとバービーをもじった「バービーキュー・ハニー・トリュフ」というポテトチップで、パッケージにはバービー人形風に着飾ったニッキーのイラストと、「ニッキー・ミナージュ」と名前が添えられている。

 ニッキーは曲中でも自身をバービーと呼ぶほどバービー人形の信奉者で、ニッキーのファンたちも〝バービーズ〟を短縮した〝バーブズ〟の名称で知られる。だが、ニッキーの場合はマテル社とコラボレーション関係を築いており、2011年にはチャリティー目的でニッキー版バービー人形が作られた。今回の裁判でニッキーは訴訟の対象にはなっていない。

 訴状によると、ラップ社は「マテルが所有する〝バービー〟の商標を無断使用し、用意周到に新商品を発売した」とし、事前のマテル社と商標使用について許可も得ず、事後にマテル社はラップ社に対して和解交渉まで呼び掛けたという。

 だが、ラップ社はそれに応じず、「バービーの無断商標使用も止めず、訂正広告も出さなかったため、マテルは自社の商標権を守るため提訴に踏み切った」としている。裁判でマテル社は商品の差し止めと損害賠償を求めている。

 ラップ社はこれまでもスヌープ・ドッグやカーディ・B、ミーゴス、マスター・Pなど、多くの人気ラッパーをテーマにしたスナック菓子を販売している。ニッキーとラップ社の契約については不明。