奈良ナイター競輪S級シリーズ(FⅠ・チャリロト杯)は3日、最終日を行う。準決11Rでは山岸佳太(31=茨城)が石塚輪太郎(27=和歌山)目標に人気を背負った稲川翔(35=大阪)らを撃破し、決勝に進んだ。

 石塚が赤板ホームで先頭に立つが、打鐘前から巻き返しに出て最終ホームでは叩き切る好内容。「あそこでは仕掛けないと、と思っていたし、最近の走りはできましたね」。その最近の走りとは、考える前に体が反応していること。「調子が悪かったら構えてしまうけど、最近はいろいろなことが少しずつかみ合ってきて状態はいいし、レースで体が動いています」。頭で考える一瞬の時間をロスすることなく仕掛けられている。

 決勝には関東の後輩・小林泰正(26=群馬)も勝ち上がったが、別線を選択。そこには「稲川さんとか渡辺(一成、37=福島)さんという相手としては申し分ない人たちと戦えるし、自分で力勝負してどれくらいやれるか」を試したい意図がある。近況の上昇度でいえばメンバー中でも上位。今後の試金石となるファイナルになりそうだ。