1970年代を代表する米ソフトロックデュオ、シールズ&クロフツのメンバー、ジム・シールズさんが6日に亡くなったことを妻のルビー・ジーン・シールズさんが発表した。米「ワシントン・ポスト」など複数の海外メディアが8日(日本時間9日)に報じた。80歳だった。ルビーさんの発表によると「慢性疾患」との闘病生活の末、亡くなったという。

 シールズ&クロフツは1969年にデビュー。72年には代表曲「サマー・ブリーズ」(全米6位)を大ヒットさせ、後にアイズレー・ブラザーズ(74年)ら多数のミュージシャンにカバーされる「夏の定番曲」となった。

 その後も73年「僕のダイアモンド・ガール」(全米6位)、76年「ゲット・クローサー」(全米6位)などのヒット曲を放ち、70年代中盤のボズ・スキャッグスやルパート・ホルムズによる「AOR」ブームの先駆け的存在となっていた。