取手競輪GⅢ「開設72周年記念」(水戸黄門賞)は5日、2日目を開催。石原颯(22=香川)は6日(3日目)の準決勝12Rで、強力な地元ラインに〝無欲〟で立ち向かう。

 ダービーで2勝を挙げるなどスター街道を歩む香川待望の大型先行だが、現状は弱点がある。それは「自分で(組み立てを)考えること」。松浦悠士(31=広島)や柏野智典(43=岡山)といった作戦参謀と同じレースになると「指示通り走ればいいので」と持ち味をフルに発揮できるが、「自分で考えるとどうしても甘くなる」ため、後手に回ったりラインを生かせず苦戦したりするケースがある。
 
 実際、裸逃げで3着となった二予のレース後には松浦から『あの走りじゃ後ろが付きにくい』とアドバイスをもらったという。「アップから感じが良かったし(二予は)いけると思ったんですけどね。僕はそんなに頭が…(苦笑)。だからGⅠでもダメ(勝ち上がれない)なんですよね(苦笑)」

 準決も松浦とは別の番組で相手も強力。「こうなったらチキらず(臆病にならず)行くだけっすね」と開き直った様子だが、この無欲さがプラスに転じる可能性は高い。なにせ〝深く考えなくていい〟のだから。3日目は雨予報。「雨は先行しやすいし駆けたら残れるイメージ。まあ、頑張ります」と最後は笑顔を見せた。シンプルな先行勝負ができれば、2月の奈良以来となる記念優出もかなうはずだ。