東京・明治神宮外苑の再開発計画が問題化している。31日、東京都議会に神宮外苑の景観を守るよう陳情を提出した関係者らが都庁で記者会見を開催した。
再開発計画の事業者は三井不動産、明治神宮など4社。現在、外苑には神宮球場などがあるが、計画では高層ビルが建ち、1000本もの樹木が伐採されることになっており、批判の声が上がっていた。
陳情者の代表を務める「建築ジャーナル」の西川直子編集長は「1000本の樹木伐採があきらかになるにつれて、神宮外苑の再開発問題への疑問の声は大きくなっていった」として都議会に陳情を提出。しかし、27日の都市整備委員会で不採択が決まったと報告した。
一方で小池百合子東京都知事は26日に4社に対して、「民間有志の呼び掛けによる国民からの献金、献木などで造営された外苑の成り立ちを踏まえ、再整備に当たっても、幅広い都民参画に取り組む」ことなどを要請。陳情を提出した関係者の1人は「提出した陳情と知事の要請は内容が同じ」と指摘した。
この問題では神宮外苑の景観が守られるのかに注目が集まっている。景観の象徴がイチョウ並木だ。会見に出席した地元住民は「計画ではイチョウ並木に隣接する形で球場が建てられることになっている。そのことはイチョウに三重苦、四重苦を与えることになり健全な育成を妨げると専門家が言っていた。なぜイチョウ並木をいじめる建築をするのか」と疑問を呈した。
三井不動産は公式サイトで「神宮外苑地区におけるまちづくりについて」との文書を発表。着工時期について2024年予定としているが、どうなるか。












