佐世保競輪の「2022年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」(FⅡ)は最終日の29日、12Rでスーパープロピストレーサー賞が行われ、守沢太志(36=秋田)が勝利。1着賞金360万円(副賞含む)を獲得した。

 北のヒットマン・守沢が最高の展開をモノにした。前を任せた新山響平(28=青森)が鐘前から先行態勢。3番手は成田和也(43=福島)がガッチリ固めて盤石の布陣だ。

 4番手2角からまくってきた古性優作(31=大阪)は3角で守沢がけん制してストップ。最後の直線では古性マークの荒井崇博(44=佐賀)、太田竜馬(26=徳島)に惰性をもらった松浦悠士(31=広島)が突っ込んできたが、前へと踏み込み振り切ってのVゴールとなった。

「松浦君には行かれたかなと思ったが、ビジョンとお客さんの『守沢~』の声で勝ったかな」と勝利の確信を得た。「新山君はいつも以上にかかっていて強かった。新山君とは『特別の決勝で連係したい』と思って走っていたので、特別ではないですが、このメンバーで結果を出せてうれしい」と同じ青森支部の後輩に感謝した。

 守沢は6月が「あっせんをしない処置」のため、今期は終了。S級S班2年目の今シーズンは、昨年末からの落車禍でリズムを戻せないでいたが、4月川崎記念から走るごとに気配は上昇している。

「ダービー(5月いわき平GⅠ日本選手権、決勝3着)で巻き返せた。7月からは気持ちを新たに一戦一戦しっかり頑張りたい」

 1か月の〝戦士の休息〟を経て、7月玉野GⅡサマーナイトフェスティバル、8月西武園GⅠオールスターのビッグレースに照準を合わせ、3年連続のグランプリ出場権を取りに行く。