【東スポ音楽館】来年35周年を迎える演歌歌手・多岐川舞子が今月、シングル「晩夏の岬」(作詞・紺野あずさ/作曲・岡千秋)をリリースした。節目の年に向けて、勢いをつけたい作品だ。

 ――新曲はどんな作品ですか

 多岐川「熱く燃えた恋の情念を夏の終わりに重ね、情念を断ち切ることができず、夏の終わりに一人北の岬でたたずむ切ない女性の心情を描いた作品です。曲調はスピード感のある、ドラマチックなドストレートな演歌作品になりました」

 ――今回の作品は多岐川さんの意見も取り入れられたそうですね

 多岐川「来年のデビュー35周年に向けての第1弾ということで、制作の初期の段階から打ち合わせに参加させていただきました。これまでは冬を舞台にした曲が圧倒的に多かったので、夏の終わり“晩夏”という言葉をキーワードに、つらい恋の歌を歌いたいとディレクターに相談しました。今回はメロディー先行で岡千秋先生にお願いをしたのですが『ドラマチックでスピード感のある私らしい曲をお願いします』とむちゃぶりに近い形でお願いをしたところ、想像をはるかに超える素晴らしい楽曲をいただきました。初めて聴いた時は感動で鳥肌が立ちました」

 ――ミュージックビデオの撮影も4月に行った

 多岐川「今回は全編関東近辺の海岸でのロケでの撮影だったのですが、久しぶりに見る快晴の海の風景がとてもキラキラしていて、暗い曲の撮影なのに心がウキウキと弾みました。とはいえ、実際に撮影が始まり、『晩夏の岬』が撮影現場に流れると、いろんな思いがこみ上げてきて、思わず涙がこぼれそうな気持ちになりました」

 ――4月には出身地・京都府南丹市の文化観光大使に就任

 多岐川「緑豊かで清らかな空気と景色に恵まれた南丹市で伸び伸びと育った私にとって、ふるさとの心癒やされる美しい環境は今の私の歌手としての感性や歌声にたくさんの影響をいただいたと思っています。そんなすてきなふるさと南丹市を観光大使のお仕事を通して私の歌ともどもたくさんの方に知っていただき、少しでも心の癒やしになれたらすてきだなあと思っています」

 ――来年は35周年です

 多岐川「35周年という大きな節目を迎えられるのも、これまで多くの皆さまが支えてくださったからこそであると、改めて心から感謝しております。これから、来年5月の35周年突入に向けて、新曲も第1弾、第2弾、第3弾と発表させていただく予定です。これまでの歩みと、これからの可能性を感じていただけるような感謝と勝負の35周年にできるよう頑張っていきます」