れいわ新選組の山本太郎代表(47)が12日、東京・練馬区議補選(17日投開票)に立憲民主党から立候補している渡辺てる子氏(62)の石神井公園駅前での街頭演説会で、応援に駆け付けた。

 渡辺氏は3年前のれいわ旗揚げ時から山本氏とともに活動していた古参メンバー。派遣切りやホームレス生活など壮絶なエピソード満載で街頭演説では人気を博し、参院選、昨年の衆院選にも立候補していたが、今回の区議補選では立憲民主党公認で、れいわの文字はない。昨年の衆院選後、立民の山岸一生衆院議員(40)が渡辺氏をスカウトし、れいわから立民へと〝移籍〟していたのだ。
 
 渡辺氏は「れいわから立憲に移っても、てる子は、てる子。キャッチフレーズも変わっていません。元派遣社員、シングルマザー、高齢の母親を介護していた。徒手空拳です、貧困のデパートです。地位も名誉も財産もないないづくし」と相変わらずのてる子節を披露し、「私の政治の恩人です」と山本氏を呼び込んだ。

 マイクを握った山本氏は「渡辺てる子は山本太郎の力不足で、国政には押し込めなかった逸材。『てる子、れいわを捨てて、裏切るのか?』なんて1ミリも思いませんでしたよ(笑い)。逸材を生かせるなら、練馬のお役に立てるなら絶対に挑戦した方がいい」と野党第一党の公認で、当選の可能性が広がるならばと快く送り出したという。

 山本氏の心強い応援を得て、渡辺氏は「(演説で)れいわ節をやると立憲の人から、ん?と言われるし、立憲風にやるとれいわの人から、ん?と言われ、ハイブリッドをどうしようかと。野球選手がフォームを変えているような感じですが、ポリシーは変えようがない。ソーシャルディスタンスですが、みなさんとの(心の)距離は詰めますよ!」と〝絶口調〟だった。